Liar Game 〜1×5〜
第4章 疑惑の印
聖輝「こっこんないっぱい…!!」
櫻井「さっきも言ったでしょ?同じ数だけキスマーク付けるって。」
聖輝「でっでも…これじゃ隠すのが…」
櫻井「うん、大変だね。」
聖輝「どっどうしよう…こんな身体誰かに見られたら…!!」
櫻井「怖いでしょ?」
聖輝「えっ…?」
櫻井「俺も怖かった…いつどこで誰かに身体を見られるんじゃないかって…彼女にバレたらどうしようって…」
櫻井「これを見つけた時…本当に恐怖だった…まさか涼野くんがこんなことするなんて…思わなかったから…」
櫻井「でもね、このキスマークって、数の分だけその人への愛を表してると思うんだよね。」
櫻井「だから…涼野くんも無意識に俺のこと…好いてくれてるのかなって…」
聖輝「数の分だけ…愛を……」
分からない…
分からないけど…
もしかしたら僕…櫻井さんのこと…
櫻井「…ごめんね、キスマーク。」
聖輝「いっいえ…僕の方こそ…ごめんなさい…」
櫻井「この身体…俺達の関係は2人だけの秘密にしよ?」
聖輝「はい…」
櫻井「もう夜遅いから、泊まっていきな?」
聖輝「はい……」
櫻井さんの綺麗な目が僕を捉え…
そして…
ゆっくりと…
唇を重ねた。