Liar Game 〜1×5〜
第4章 疑惑の印
「「カンパーイ!」」
大野「ゴクゴク…ぷはぁ〜美味い!」
松本「あぁ…美味いなぁ〜!」
大野「んふふ、今日はおいらが奢るから好きなもの頼めよ。」
松本「珍しい、どうしたの?」
大野「おいらだって奢ることあるの!嵐のリーダーだからな!」
松本「じゃあお言葉に甘えさせていただきます。」
大野「おう!」
松本「えーっと、おっ、1杯1万円のお酒だって、頼んでみようかな。」
大野「いっ1万?!」
松本「すいませーん、これ」
大野「だあぁっ!!これとこれください!」
「はい、かしこまりました。」
松本「ったく…何でも好きなもの頼んでもいいって言ったのは誰だよ?」
大野「あっあははっ…1杯の酒に1万は出せねぇよ。」
松本「もしかして…彼女にもそんなケチなことしてんの?」
大野「してねぇよ!つーかおいらケチじゃねぇし!」
松本「えぇ?俺とメシ行った時奢ったことあったっけ?」
大野「そっそれは…つっ次からちゃんと奢るし!」
松本「まっ、彼女にだけでもちゃんと男らしいところ見せてるんだったらそれでいいけどね。」
大野「そういう松潤はどうなんだよ?彼女作らねぇの?」
松本「俺?彼女かぁ…欲しいけどなかなかね。」
今、俺には彼女がいない。
ついこの間付き合っていた人はいたけど、すれ違いが原因で別れた。
大野「松潤ってさ、女のわがまま聞きすぎじゃね?」
松本「そう?」
大野「だって、女が会いたいって言った時は夜遅くても会いに行くし、欲しいものはたくさん買い与えてるし。」
大野「それに旅行に行きたいって言った時だってわざわざ休み取って連れて行ってやったんだろ?」
大野「お前優しすぎるから女が調子に乗るんだよ。」
松本「そうなのかな…」
大野「ちょっと女との付き合い方考えた方がいいぞ?」
松本「うん…」