Liar Game 〜1×5〜
第4章 疑惑の印
〜聖輝side〜
20時。
櫻井さんと上野駅で会い、櫻井さんの家に向かった。
聖輝「お邪魔します…」
櫻井「どうぞ。」
最近…
櫻井さんの家ばっかり来てる…
櫻井「気になったことってなに?」
聖輝「えっ?あっあの…その…」
確認しなきゃ…!!
聖輝「あっあの…さっ櫻井さん…」
櫻井「なに?」
聖輝「えっと…その……くっ…」
櫻井「く?」
聖輝「くっ…首…見せてくれませんか…?」
櫻井「首?」
聖輝「はっはい…首です!」
櫻井「別にいいけど…」
聖輝「じゃっじゃあ…失礼します!」
僕は首の周りを念入りに見た。
聖輝「うーん……」
櫻井「なに?何か付いてる?」
聖輝「うーん…ちょっと…ここ…」
櫻井「ちょっ、なに?何なの?」
聖輝「あっいや…実は……」
僕は耳の裏に付いてるキスマークを見せた。
櫻井「これがどうしたの?」
聖輝「これ…昨日友達に言われて気づいたんですけど……」
聖輝「そっその…もしかして…櫻井さんの首元にも…付いてるのかなって…」
櫻井「あぁ、それで後ろ髪かきあげてまで調べてたんだ。」
聖輝「はい…首元に付いてたら隠せないので…」
櫻井「あははっ!で?付いてた?」
聖輝「いっいえ、付いてませんでした…」
櫻井「そう。」
よかった…
もし首元にキスマーク付いていたら大変なことになってた…