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問題児とオタク少女

第1章 出会い

「えー。今日からこのクラスの担任になります。北山です。数学を担当します。よろしく。」

へぇー。メガネの先生だ。

「おい。北山!このゴミ捨てろ!」

え?!

(出たよ。反抗。だから嫌だったんだよね。)

(あいつ、めんどいよね。)

だれかのひそひそ声が聞こえる。

だからみんな嫌がったんだ。

「先生に対してその態度はなんですか!捨てません。とにかく席替えをします!」


席替えをした結果、隣にはあの問題児が。

私の馬鹿。運の悪さがここで出た。昔っから運が悪いの、気にしてるんだよね。ほんとに。もう。

「みゆちゃん、頑張って。」

前の席のはるちゃんが、こっそり言ってくれた。

「うん。まあなんだか分かんないけど頑張るね!」

この席替えが全ての始まりだった。

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