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問題児とオタク少女

第10章 幸せ(?)スクールライフ

席に戻るなり、谷村は焦ったように話しかけて来た。

「何かされたか!?それとも何か言われたか!?」

もう…

そんな焦らなくてもいいのに。

「何にもされてないよ!」

私の中には、先ほど真衣ちゃんから言われた言葉が渦巻いていた。

運命の人、かぁ。

思い出すだけで赤くなるような単語。

それを言ってくれたという嬉しさが、心を占領していた。

「何か…言われた?」

「何にも。あのね…」

ここに来るまで色んな人に迷惑をかけた。

璃子、真衣ちゃん、ひかりん…。

きっとだけど。すごく推測だけど。

ひかりんは真衣ちゃんに指事されてたんじゃないかな…

うん、きっとそうでしょ?ねえ、悠太。

私は恥ずかしさを抑えて言った。

あのね…

「私にとっても、貴方は運命の相手だよ。」
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