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花音学園腐男子恋愛日常-後編-

第3章 ~崩壊への前奏曲(プレリュード)~

各部屋のドアの真ん中部分は、ガラス張りになっていて下から真ん中より少し上の部分までは、部屋の中が見えない作りになっている。

しかし、1番上あたりの部分からは中が見える作りで、僕は身長が高い方なのでその上部分から中が見えた。

215号室の部屋は、明かりが消えていて暗い。

でも、スクリーンの画面の光で薄暗い程度だけど、兄さんと研磨さんがいるのがわかった。

「……。」

僕は、215号室で行われている行為に言葉が出なかった。

中で衣類を着たまま、2人で抱き合ってディープキスをしていた。

「なんで、兄さんと研磨さんが…。」

なんで、2人は抱き合ってディープキスしてるの…?

「……そういう関係だったんだ…。」

僕の中で嫉妬と憎悪、悲しみ、驚愕、いろんな感情が込み上げ渦巻いてごちゃ混ぜになっている。

「……ハハハ、ハハハハハ…。」

僕は、そのまま隣の216号室へ入って行った。

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