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花音学園完結物語

第6章 ~蘇る夏の海のトラウマ~

「何でもない事はないでしょ…。
昨日、部屋に着いた時も両肘押さえながらうずくまるし、時々元気がなかったり、夜中にも変にうなされてた」

「……。」

「それにいつも、身長の事で指摘すると怒るのに今日は怒らない上に、ご飯もあまり食べてないです」

僕の両方を掴む力が少し強くなる。

「海で泳いでる時も、いつものキレとスピードがないのと途中で立ち上がったり、最終的には発狂して倒れたり…。」

「ゴメンね、もう大じょ―――――」

「大丈夫なわけないのに、大丈夫って嘘つくなよ!!」

「ッ!?」

本当の事を話さない僕に、痺れを切らした好文君が声を荒げる。

「お、おい好文」

「好文君、落ち着いて」

「何で何も話してくれないんだよ!?
何で本当の事を言ってくれないんだ!?」

好文君は、完全に怒っている。

「今日までの時々様子がおかしかったの、どう見ても何でもなくはないでしょ!!」

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