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花音学園完結物語

第6章 ~蘇る夏の海のトラウマ~

「夏海先輩、大丈夫っすか?」

「立てます?」

「うん、ありがとう…。」

照明君と光輝君に、それぞれ片手を持って立たせてもらった。

「珊瑚君もゴメンね…。
みっともないとこ見せて…。」

「いえ、別に…。」

「いててっ…。」

にしても、本気で殴ったな…。

頬がヒリヒリして少し痛い…。

「まさか、好文が夏海先輩を殴るなんてな」

「それ程、自分には話せないって言われたのが、ショックなんだろうね」

「……。」

好文君、本当にゴメンね…。

「あの、夏海先輩」

「ん?」

「これは、僕の想像なんですけど…。」

光輝君が、何か言いにくそうにしている。

「光輝君、何か思うところがあるなら遠慮なく言って」

「その、先輩が様子がおかしかったのって、去年の出来事に関係あるんじゃないんですか?」

「えっ…。」

光輝君の言葉に、声が出なかった。

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