大切な人へ
第18章 葛藤 -先生sideー
息のあがった彼女を抱きしめていても
後悔や罪悪感がつきまとう
また彼女が俺に触れる前に食事に誘った
まだ前よりも痩せたままの彼女に
美味しいものを食べさせる ちゃんと食べて?
次会えるのは25日のXmasだねって
嬉しそうに彼女は笑ってた
自分の部屋に帰ってソファに身を沈める
考えるのは彼女のことばかり...
幸せな時間のはずがため息しか出ないのは
いつもの答えが出せないループのせい
目をとじると
今日の彼女の姿を思い出し...体が熱くなる
自然に手がのびて自分のものに触れる
彼女を想い何度こうしただろう
クッションを背中に入れて...
あの日彼女に愛されたことを思い出し
そこに彼女の顔を思い浮かべる______
「...っ...はぁ...はぁ...」
欲を吐き出したティッシュをゴミ箱に捨てて
シャワーを浴びに行く...
俺は何度君をけがしたんだろう...