
大切な人へ
第4章 約束
試験も終わり、みんな夏休みムード。
いつもの4人でお昼を食べていた。
『そっか~ 2人共ずっと部活なんだ!
暑いし大変だね』
「そっちは何すんの?」
『私はバイト多めに入れてもらってる』
「スーパーだっけ?よく働くな」
去年の夏も働き詰めだったことを思いだし苦笑
「ねぇ!4人で1回くらい遊びた~い!
花火でも行かない?」
そのワードにドキっとした…
「俺らは部活終わりで行けるしいいよ」
『私は…15日の方なら休めるかな』
とっさにもう1つの花火大会を指定した。
「よかった!楽しみだな~」
嬉しそうな紗羅を見ると少し罪悪感
ごめんね紗羅。
他のみんなはその後も楽しそうに
夏休みトークをしているなか、私は…
夏休みの大きなイベントの日に2日も休むのは
大変だろうなと考えていた。
