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大切な人へ

第4章 約束


「試験 良くできてたね」

ふわっとした笑顔に癒される


『先生のお陰です!ありがとうございます!』



合っていた視線をそらし、少し照れくさそう?

先生のリアクションに少し驚く

彼はそのまま教科書に手を伸ばした…

待って!その前に


『先生!もう夏休み入っちゃうから…
連絡先教えてもらえませんか?』

彼は少し驚いた顔をしている


『花火!会えなかったらいやだし…』


言い訳っぽいけど本当だし



「うん…そうだね」 あれ…

『迷惑ですか…』


あからさまに落ち込んでしまう



彼はクスッと笑って

「藍野さんならいいか…
俺マメな方じゃないけどいい?」


そう言ってスマホを取り出してくれた!



『大丈夫です!
教えてもらった事も誰にも言いません!』

「お願いします 生徒に教えるの抵抗あって…」

気まずそうに言うその表情を見つめる

『なんとなく…分かります 笑』



はいっと見せてくれたのはアプリのQRコード


急いでスマホを出して読み込んだ



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