
大切な人へ
第37章 強くなりたい
お昼をみんなで軽く食べて
明日の試験対策に4人での美優先生の授業が始まる 笑
やっと念願の1位をとることが出来たのは
みんなのおかげだと思うんだ...1人じゃ気付けないこと
たくさん見つけられたの 感謝してます
みんな質問はバラバラだから個々の苦手教科をして
私が順番に回っていくの 教科が被れば黒板を使うけど
英語の次は歴史、その次は古典など
頭の瞬発力も集中力も鍛えられる気がするんだ
とっさに出ないってことは私も弱い所ってわかるから
家ではそのフォローができて winwinだと思う
試験も無事終了して紗羅たちは骨休めにデートに行った
私は...
「井川くんもう部活引退したんでしょ?遊びに行こ!」
可愛い2人の女の子が井川くんを誘いに来た...
やっぱり心配してたこと当たったでしょ?
彼はよく話しかけられるようになった
前から少しはあったけど
その時はここまで嫉妬してなかったのにな...
彼と特に約束をしてなかった私は
まだたくさん生徒もいたし帰ることにした
少し時間あるけど夕方はバイトもあるしね...
_______わっ⁉
「悪い。この後 彼女とどっか行こうと思ってたから」
彼は私の腕を引っ張り そのまま肩を抱かれた
どっか行こうなんて言われてないよ?
目の前の可愛い人たちににらまれる...こわいです
『あ...ごめんなさい』
何謝ってんの?って井川くんに言われて
そのまま教室から連れ出された...
