
大切な人へ
第58章 晄人さんとお友達
1番とかはわからないけど... そうだろうね
でも晄人さんのそういう話しって
聞きたいような聞きたくないような...
『祐司さんは晄人さんの元カノさんとか
知ってるんですよね?』
知ってるよーって軽くいいながら
みんなの方にグラスを運んで行っちゃった
やっぱり聞きたくないです
聞いたら絶対やきもち焼いちゃうし!
「まぁ昔の話だからさ
何も心配しなくていいと思うよ?
晄人かなり美優ちゃんのこと好きだと思うから」
そう言って私のしている指輪を見てた
「晄人って彼女に指輪買った事なかったんだよ?
軽々しく買いたくないって昔言ってた」
そうなんだ...
嬉しくてにやける顔を抑えて
私もグラスや料理を運んで行った
「晄人の彼女ってみんな綺麗じゃん!ずるい‼」
彼は部屋でみんなに絡まれてた__
へー...みんな綺麗だったんだ
来てよかったんだか悪かったんだか...
私は聞かなかったことにして
空いたグラスやお皿を持ってキッチンに戻った
「美優ちゃんもこっちおいでよ~!」
『お気遣いなく~』
話題が変わったらいきまーす
