
大切な人へ
第63章 元恋人
彼は今の私も愛してくれてる
自信を持つ事が信用するってことにもなるのかな
シャワーを浴びて一緒にベットに入る
『ねぇ...どうしてあんなとこでしたの?』
ちょっと行けばこのベットもあるし
しかも部屋でシャワーも浴びずにすることなんて
今までなかったよ?
「ごめんね...嫌だった?」
『嫌じゃないけど...らしくないって言うか
キスマークもつけたことなかったでしょ?』
あの首元の痛みはやっぱり赤く残ってた
「ただのやきもち...」
言いづらそうだったけど話してくれた
彼はこの部屋に来るたびに妬いていたらしい
ここに暮らすようになって井川くんと私が
同棲みたいにしてるのかなって思ってたらしい
部屋の色んなとこでしたのかなとか...思ったんだって
そうなんだ...
でも心配いらないよ__
『数回泊まりましたけどいつも先にすぐ寝てました
今思えばわざとそうならないようにしてたのかな
多分私よりも早く 私の気持ちに気付いてたから
この部屋に住みだして...1回もしてません』
キス以上私には触れなかったの...ずっと
言ったでしょ?優しい人なんだって
晄人さんにもちょっとわかってもらえたみたい
