
大切な人へ
第11章 2学期の始まり
「私は去年出たしダメだったからいい」
紗羅がそう言うと3人の視線がささる
『私やだよ!3人とも私を推さないでね!?』
その後ラブラブの2人は
一緒に勉強するらしく帰っていった。
「はぁ...」
『どうしたの?ため息大きすぎ 笑』
井川くんと一緒に廊下を歩いていた
「明日の試験の数学、自信ないんだよな」
そういえば前から数学苦手って言ってた
『どのあたり?』
「____と____のとこ」
とだるそうに答える
『不安なとこ分かってるなら大丈夫だよ
今から教えるから図書室いこ!』
「まじで?助かるわ~」
数学担当の先生に教科書と問題集を
借りに行って、わかるまで付き合った
_________
試験も終わり、返却されて来る。
私は夏休みでかなり頑張ったので
今までで一番いい順位を取った
『井川くん数学どうだった?』
「まじでありがと!」
そう言って解答用紙を見せてくれた
80点で私が教えたところは全て正解
『すごい!やればできる子!』
「その言い方やめろ 笑 お前は?」
そう聞かれたので100点だった
答案を見せてピース!
「うわー... お前何番だったの?」
私はこれだった。ともう一度ピース
「は!?2番?」
『シー!!』
彼の声が大きすぎて焦る私...
結局みんなに聞こえてしまい
私の順位は公表されてしまった
