
大切な人へ
第13章 誕生日
先生の優しさにとろけっぱなし…
甘過ぎだよ…
夕食は私が作るって
無理やり約束してたから
それまでの時間で大きな公園に
そこはアスレチックや広い芝生に
バスケットやフットサルのような
スポーツもできるところだった
ぐるっとまわり散歩をしていたら
「ボール貸してくれるみたい」
そう言ってバスケットボールを
持ってきた彼
ダンダンッとドリブルをして
レイアップ。拾ってすぐシュート!
次々シュートを決めてしまった
『すごい!かっこい~!』
「やってみる?」
無理!絶対やだ!
でも先生に手を引かれて
ほどけるわけないし!
しぶしぶボールを構える…
『やぁっ‼』
ゴールにはあたったけど
ガランッと弾かれる…
「はっはっは!
構えからして苦手なのわかる」
先生爆笑… だから嫌だったのに
でも笑ってるからいいか 笑
帰りの車内でも
色んな話をしてくれた
今日行った公園は大学の時に
友達とよく走りに行ったそうだ
その近くの大学だったんだって
また1つ彼のことを知った
