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「あ、お、おはよう！にの！今日は早いなぁ」
焦った俺は正に挙動不審で
薄ら笑いを浮かべてにのに笑い掛けた


「は？いつもより遅くなったんですけど？」
俺の態度に、にのの目が益々険しくなる

そんな俺達を見て、笑ったすばるに
にのの視線が移った

一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにそれを隠す

「あんた…確か…」
「…先日はどーも？」

すばるがニヤリと笑う

ああ、なんか嫌な雰囲気なんだけど

ってかにのは、すばるにヤバイとこを見られたんだろ？
何でそんなに冷静なんだよ

いや、違うな
何か凄く嫌悪感を醸し出してる

バツが悪くて、とかじゃなくて
完全に "コイツ嫌い " オーラで溢れてる


…やだなー

俺を変な事に巻き込むなよ？


にのも面倒臭いけど、すばるも充分面倒臭いんだからな

俺は二人に見えないように

深く、ため息をついた