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飴と鞭と甘いワナ

第7章 episode 2


「俺まだ仕事なんだ…」

"…また今度誘って"
爽やかな笑顔見せた翔さんはスタッフに囲まれてエレベーターに乗っていった。

「そっか…ざーんねーん…」

"……ホーント残念なオトコだよ、翔ちゃん"
目を眇め、独りごちる相葉さんのニヤと上がる口角。

身震いしたくなる様な危うい男っぷりに拍車が掛かる。

「ね、相葉さん」

ン?と首を傾げる仕草は優しくて

「もうそろそろ『一日密着』は終いにしません?」

いい加減、解放して欲しい。

このままの流れじゃ なし崩しにベッドへ連れ込まれ、濃厚なセックスであっさり懐柔されてしまいそう。

「ニノ…」

"はい?"
返そうとして息を飲んだ。

そのヤバい気配を漂わす剣呑な瞳。

「一日ってさ…24時間あンだよ?まだ密着し足りてないじゃん…」

"…そうだろ?"
そう囁きながらグッとケツの肉を掴まれる。

明らかに何らかの意を汲ませようとしてる鷲掴みにフルッと身体が戦慄いた。

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