
飴と鞭と甘いワナ
第2章 scene Ⅱ
服の上からでも分かる、雅紀のソコ
椅子から動けない雅紀には、身を捩るしか術はない
「雅紀…」
再びキスをしながら、雅紀の両手を上に持ち上げて
その手首を俺の左手で固定させた。
動きを封じ込めて、右手を雅紀のベルトに這わす
我ながら器用なもんだな、と感心しつつもそれを外して
スッとファスナーを下げた。
寛げられるジーパンの隙間から覗く下着。
そこを苦しそうに押し上げる雅紀自身の先端が
濡れて、…染みを作っている
「…二ノ!やめ…っ」
「やめない」
また首筋に顔を埋めて
「あっ…」
一瞬腰が浮いたのを見計らって、素早くジーパンと下着をずり下げた。
「…汚れちゃうと、帰れないだろ」
雅紀を封じ込める言葉。
それに、今日の格好は
前に俺がコイツに合わせて見立てた服。
謂わば雅紀の勝負服みたいなもの。
俺だって鬼じゃないからね
汚したく、ないんだよ?
…下着は汚しちゃったけど
怯えたような雅紀を見下ろして、にっこりと笑う
そして
「あぁ…っ!」
戸惑う雅紀を見つめながら、いきなりソコを咥えこんだ。
