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飴と鞭と甘いワナ

第3章 scene Ⅲ

A side

"ン………くぅ……ひぃぁ"

歯を食い縛っても漏れる声。

"止め………………ニ……ノ"

何でこんな……嘘だろ?

ニノが"俺の"を咥えて……

気持ち好すぎて……

ニノを引き剥がせない。

*

だから俺って
"脇が甘い"
って言われンのかなぁ。

かなり自己嫌悪……ってる場合じゃなかった。

またもや緊急事態発生。

何度目のピンチだよ、俺。

てか何でこんな状況に
なってンのかって話。

確か……

ニノとのリベンジに
選んだのはビリヤード。

週末に近い金曜の19時半を
指定したのはニノから。

馴染みのpool barを
チョイスしたのは俺。

決着ついて。

ま、勝ったのは
俺だったンだけど。

悔しそうなニノに
キスの誘いを仕掛けた。

ここまでの情況整理
合ってるよね?

アウェイのニノの方が断然不利で……俺のが優勢だったはず。

なのに気づいたら組敷いてた筈のニノの顔が俺の剥き出しの股間をガン見してた。

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