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O side


「で？」

開店早々、店に顔を見せたすばるに
取って置きのコーヒーを出した

「だーかーらー！

…アイツ、大野さんとこのスタッフやろ」

ああ、にのの事か

「何、なんかやっちゃった？」

そう言えばコイツの店だったな
相葉ちゃんとのビリヤード対決

ん？対決？

ま、いっか

にしても、にのは何をやらかした

…何となく想像付くけど
そこは敢えて知らないフリをしておく


「人の店で盛んなって言うといてや」

ぶふっ！
思わずコーヒー吹くとこだった

あっぶねー


何、盛ったの？にのってば
普段クールに決めてるくせに、ケダモノか

「そ…それはごめ、…ぶはっ！」
ダメだ、笑いが治まらない

すばるが冷たーい目を俺に向けてるけど
ごめん、ツボに入ったから当分無理…

だって、素直になれって言うのをすっ飛ばして
相葉ちゃん襲っちゃったって…

にのってそんな情熱的だったの？

俺んちに押し掛けて愚痴ってた矢先に？


…いや、違うな

相葉ちゃんに対してはこれまでにも何かあったな


「…まだ止まらんの？」
ニヤニヤしてる俺に、すばるが呆れた声を出した