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やけぼっくい

第16章 16

亮太「もう少しだけ一緒に居たい」

私も同じ気持ちだった。
まだ離れたくない…。

部屋を選びエレベーターに乗る
繋ぐ手が力強くなる。


部屋に入りソファーに腰掛けた亮太が口を開く。

亮太「俺、次いつ帰ってこれるかわからないんだ…」

佳奈「うん…」

亮太「今回も3年振りに実家きたからさ」

佳奈「…そっか」


亮太が何をいいたいのか、なんとなく理解できていた…本当にこの時間が最後なんだろーと思えば思う程涙がこみ上げる。

亮太「佳奈…ありがとな」

優しく微笑む亮太を見て、更に涙が溢れる。

指で涙をぬぐい優しくキスする亮太
何度も何度も優しくキスをする。

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