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やけぼっくい

第4章 4

週末って事もあり結構混んでいた。

スリッパの他、バスタオルも選んでいると、亮太に呼ばれた。


亮太が指差す先を見ると、いわゆる“大人のおもちゃコーナー”だった。


亮太はニャッっと笑い私の手を引っ張った。

佳奈「ちょ、ちょっと!」

カーテンをくぐると、1組のカップルがいた。
亮太は堂々としている。
私は…恥ずかしさと気まずさで視線を外した。

カップルはと言うと、やはり気まずかったのだろう、そそくさと商品を手に取り出て行った。

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