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やけぼっくい

第9章 9

重い…

ショックだった…その言葉が頭から離れない。
けど、何か違う理由があるようにも思えた。そうじゃない限り亮太が突然別れを告げるだなんて考えられなかった。

…そう思いたかったのかもしれない。


私は荷物をもち、部屋を出た。
ドアの前まで亮太もきてくれた

顔が見れない…
また涙が出てしまうから

佳奈「ねぇ…本当にもうダメなの?やり直せないの…?」
涙がこぼれないよう、下を向いたまま話す。

亮太「…ごめん」

一気に涙が溢れた

亮太「送るよ」
なら別れるなんて言わないで…もう優しくしないで…

首を横に振りアパートの階段を駆け下りた。

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