魔王の恋愛事情
第8章 ロールキャベツ男子②
「は……///はい…」
目線を床にと言われ…東口君は…私には顔を見せない状態が続く…
さっきも…こうやって彼をカフェから見ていた…
ふふふ…気持ちがいい…
「――――…東口君は…どうして…私を待っていたんですか?」
視線を合わせることを許さず…私は、彼に質問をする…
「――――た…確かめたかったんです…」
確かめる?何を?
私は、彼の前で足を組み…見下すように…して彼の次の言葉を待った…
「――――…俺が…国木田さんを…どう…思ってるか…」
「はぁ?」
心からの「はぁ?」が出てしまいました―――――…
「あっ///す…スミマセン!!」
「東口君が…私を?
君は、自分の気持ちが解らないのですか?」
ビクン!!と、体が固くなる東口君…
怯えてる?喜んでる?
解らないが…
私は、この状況に…満足していた―――――――…