魔王の恋愛事情
第8章 ロールキャベツ男子②
私は、呆れたフリをして彼を見下す―――――――…
ヤバイ……東口君のその顔に…少しだけ興奮してきた…
そりゃぁ…高校男子ですから…自分刺激の射精行為は定期的に行ってますし…
変な話し――――…童貞ではございません…
しかし…
このように…見下したまま…興奮など…したことは今までありません―――――…
「///国木田さん……罰を…下さい……」
「はぁ?バツ…?」
私は、トイレの壁に持たれかけながら…腕を組み…彼の提案に嫌悪感を表した…
「――――…上を見た…バ…罰を…俺に…下さい…何でもします…
耐えます…答えます……だから…」
「――――…キモいですね」
私は、東口君の反応を素直にそう思いました……が…
背中から這い上がるゾクゾク感に…自然と笑みがこぼれてしまいます…