魔王の恋愛事情
第2章 方言男子②
「な…なすて…みんなさ…ジロジロ見でるのが…怖いず…」
「――――…理由は解るけどな…」
ぇ!!みたいな顔を俺に向ける真央だが…
マジで解っていないらしい…
しかし…見た目ワイルドカッコいい真央を見て…
まさか…訛りが激しい心優しき小心者の田舎者だとは…誰も気がつかないだろう…
ま…俺も…着物姿で闊歩してるのだ…
真央だけが注目されている訳ではないと…思うが…
「――――とがい…おっかね〜ずよ…」
「真央…見た目は都会に馴染んでるけどね…」
「///…うっさい!!」
あっ、睨まれた!