魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
「はい!これをコピーして各部活の部長に配布してね〜♪」
早速…こき使われて数日…
この雑な扱いにも慣れ…
敷居が高かった生徒会室も…今じゃぁ…何の抵抗もなく出入りしている
真央も、ちゃんと仕事をこなして…ちゃんと生徒会メンバーとは打ち解けている…
なるべく喋らず…笑う日々だが…
「魔王様は、日本語話せるようになった?」
東口が真央の顔を覗きながら心配している…
「はい…だいじょぅ…ぶ」
お!頑張ってる頑張ってる!片言だけど…
しかし…見た目が外人なだけで…日本語はペラペラなのに…
訛りがキツイだけで…難儀なやつだ…