魔王の恋愛事情
第4章 方言男子④
「ほら、真央!コピー室行くぞ!」
俺は、東口から次の攻撃が来ないうちに真央を連れ出す…
「はぁ〜…彩羽…あんがどな?」
生徒会室を出ると…真央は、ホッとした顔を見せる…
「少しは、訛りを使わず会話出来るくらいにはなったか?」
「んだずな!少すはな!」
……これは…ど〜なんだ?
俺は、だいぶ聞き取れる様になったが…
真央が、標準語をつかっているのか?
俺が、真央の訛りに慣れてきたのか…
判断が難しい……
それに…最近の真央は…俺に遠慮というか…挙動不審と言うか…
モヤモヤが……ん〜〜〜〜…
引っ掛かるなぁ〜…