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魔王の恋愛事情

第5章 方言男子⑤


「///ぇ――――――…彩羽!?


さっき!!「わのモノさなってけろ!!」ってへったべ?!

すすたば、「わがっだ、わがっだ!ここじゃ…アレ出来ねぇがら…場所ず変えんべ」って――――…わを誘ったんべさ?!」





さ…誘った?!



いや!!誘ってねーし!!

真央のモノになったつもりは無い!!






「///えっ……ち…違うのすか?

えぇぇぇ?!彩羽…やんば…国木田会長が…いいんだべが?」



「!!国木田会長?!が何で出てくる?!」




一瞬にして…テンションだだ下がりの真央に、ちょっと同様したが――――――…




誤解は解いておかないと…


「ごめん!訛りが強くて…聞き取れなくて…曖昧な返事した……ごめん!

それに、国木田会長は……俺!生徒会の会長ってしか見てないから!!つーか…男じゃん!!」





「男とか、関係ねぇ〜べさ…国木田会長…彩羽のこと…気にいっでるべ―――…
彩羽も――――…


けんど、わの方が…彩羽のこど…好いですけ!!だっさにも…負げねぐらい、好いで好いで――――…夢さに見っくらい――――――…」




真央は、ヘナヘナと…床に崩れ落ちると…



「好き…」を呟き……



大きな体を縮めて…うなだれる…




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