
虞犯少年
第16章 凌虐調教
大きなソファーの上で重なり合う。寝そべる私の上に嵐。ギラギラした瞳は私だけを見つめてた。
私の両腕は嵐の右手で頭の上で掴まれて身動きがとれない。それだけじゃなくて、その冷めた瞳のせいで私は動けなかった。
どうしようもできない恐怖心に涙が零れだす。それでも嵐は無表情に近いその顔で私を見下ろした。
「どうすれば分かんだよ」
「っ――――ら、ん」
「ちょっと目ぇ離せばこれだ。明日香はまだ分かってねぇ。なんなら縛るか?そうすれば嫌でも逃げれねーよな?」
ズボンからベルトをぬいて、それで私の両腕を縛り上げた。ヒリヒリと痛い。皮膚が赤くなってるのなんて見なくたって分かる。
「やめ…て」
「黙れ。犯すんだからお前に拒否はできねーよ」
嵐の親指が涙を拭い、舐めた。
それがスタートの合図みたいに、服を脱がされていく。
最後に残った下着も躊躇無しにソファーの下に落ちた。裸になった私は縛られた手で体を隠すこともできない。身動きだってとれない。
