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初めての彼女

第10章 外食

仕事を終えて家でご飯を食べていると
電話が鳴った

『世良電話だよ。横山さん』

詩織だ

『もしもし』
『あっ!世良くんいま大丈夫だった?』
『うん。大丈夫だよ』
『きのう、出掛けたんだけど世良くんに
お土産買ってきたんだ。渡したくて電話したの』
『あーなら明日の夜なら会えるかな』
『明日ね!明日の夜、7時に駅前のコンビニかな』
『うん。明日は定時で帰れるからそこで待ち合わせね』

次の日に詩織と会う事になった
お土産てなんなのかわくわくしていた


次の日
朝礼前に原西がやってきた

『あちぃーな。今日は定時で帰れる?』
『今日は定時で帰る』
『なら夜、飯でも行かんか?』
『いや今日は用があるからいけないかな』
『あーそうか。用事て?』
『内緒』
『なんやなぁ。今日、家にご飯ないから
外食してきて言われてさぁどうすっかな』
『ご飯ないて?』
『お母さん出掛けてて帰りが遅いみたい』

世良は一呼吸置いて

『ご飯一緒に行く?』
『ん?だって用事あるんでしょ?』
『まぁ大丈夫だよ。友達もいるけど良いなら
ご飯一緒でもいいよ』
『おーけー。なら一緒に』

原西に友達が女性と言いそびれてしまった
まぁ言わなくても良いかと
世良は思っていた




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