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僕たちは、いつか

第2章 日常の変化

人気の少ない廊下に行き、
僕は端の方で2人の会話を聞く。

「く、楠くん・・・。
あのね、私ずっと・・・・・」

女の子は話し出す。

僕は、結果が分かっている為、
ぼけーっとしながら壁にもたれた。

「ずっと、楠くんのことが・・・」

「はい、ストップ。
俺、好きな奴いるから。ごめん。」

「え・・・。え、ちょっ、待って!!
私、まだ何も・・・・・」

「わりぃな。
告白なら、他を当たってくれ。
ほら彗、行くぞ。」

僕は何も言わず
紘也とその場を去った。

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