LIFE
第4章 まだ恋は始まらない〜ぼくにできること〜
みんな電車に乗って。
俺と雅紀より先に降りた三人に、俺は心の中でガッツポーズ。
もし櫻井さんより俺が先に降りるのならば、すぐに雅紀に連絡して…とかそんなことばかり考えてたから。
お疲れ様、と降りる前に目配せをした大野さんと潤くん。
“がんばれ”
“行け!”
って意味に見えた俺は頷きながら強い意志を持たせた目線を返した。
「雅紀?
今日も…ビックリしたね。」
「うん。ちょービックリ!」
雅紀は普通に笑ってるから、それだけで嬉しい。
俺、避けられてなかった…んだよね?
櫻井さんと飲みになっただけだよね?
「雅紀。お願い。
今日…このまま俺んち、来て?」
「……」
俯いた雅紀に胸が締めつけられた。
ダメなのかな。
「…お願い。」
俺、しつこいか?
雅紀が顔を上げるから、“お願い、お願い”って祈った。
「うん。」
ああ。
よかった。
心の底からホッとして、きっと泣きそうに情けない顔をしてるであろう俺はさっきの雅紀のように俯いた。
「ありがとう。」
俺と雅紀より先に降りた三人に、俺は心の中でガッツポーズ。
もし櫻井さんより俺が先に降りるのならば、すぐに雅紀に連絡して…とかそんなことばかり考えてたから。
お疲れ様、と降りる前に目配せをした大野さんと潤くん。
“がんばれ”
“行け!”
って意味に見えた俺は頷きながら強い意志を持たせた目線を返した。
「雅紀?
今日も…ビックリしたね。」
「うん。ちょービックリ!」
雅紀は普通に笑ってるから、それだけで嬉しい。
俺、避けられてなかった…んだよね?
櫻井さんと飲みになっただけだよね?
「雅紀。お願い。
今日…このまま俺んち、来て?」
「……」
俯いた雅紀に胸が締めつけられた。
ダメなのかな。
「…お願い。」
俺、しつこいか?
雅紀が顔を上げるから、“お願い、お願い”って祈った。
「うん。」
ああ。
よかった。
心の底からホッとして、きっと泣きそうに情けない顔をしてるであろう俺はさっきの雅紀のように俯いた。
「ありがとう。」