LIFE
第5章 まだ恋は始まらない〜ぼくのおもい〜
a side
「悪りぃ。
こいつ連れなんだけど。」
可愛いと思って見てた人が、俺を助けてくれた。
ああ…
ドキドキしてる。
あっちで飲もう、って言われてシッポを振るかのようについていく。
お互いに好意を伝え合って店を出てホテルに入った。
急展開について行けない俺に対して、和はいたって普通に接する。
慣れてるんだ、きっと。
少し胸が痛んだ。
そして追い打ちをかけるように告げられた言葉に俺は固まってしまう。
俺は本気にはならないし、
好きだの愛してるだのは無いよ、
って。
……
心が。
胸がしくしく痛むけど。
じゃあ、やめときます、
なんて言えない。
この人に惹かれてる。
キスしたい。
触れたい。
触れてほしい。
俺が出したこたえ。
「それでもいい。」
「悪りぃ。
こいつ連れなんだけど。」
可愛いと思って見てた人が、俺を助けてくれた。
ああ…
ドキドキしてる。
あっちで飲もう、って言われてシッポを振るかのようについていく。
お互いに好意を伝え合って店を出てホテルに入った。
急展開について行けない俺に対して、和はいたって普通に接する。
慣れてるんだ、きっと。
少し胸が痛んだ。
そして追い打ちをかけるように告げられた言葉に俺は固まってしまう。
俺は本気にはならないし、
好きだの愛してるだのは無いよ、
って。
……
心が。
胸がしくしく痛むけど。
じゃあ、やめときます、
なんて言えない。
この人に惹かれてる。
キスしたい。
触れたい。
触れてほしい。
俺が出したこたえ。
「それでもいい。」