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LIFE

第6章 まだ恋は始まらない〜常套句〜

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「…和?…」

「ん?」

「…おれ…俺ね?…

ずっと…すき…だった…」

途切れ途切れの言葉。

「…ほんと?」

「…ほんと。」

「雅紀…」

ぎゅうぎゅうに抱きしめた。

「…言ったら…ダメ…って…

…おも…って…た…か…らっ…」

「うん。うん。ごめん。」

「んっ…ひっ…」

本泣きになってしまい、抱きしめながらただただ背中をさすった。

「まさき?

すきだよ。

だいすきだ。」


「か…ず…

すき…だいすき…」

雅紀の両頬を包んでキスをした。

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