LIFE
第14章 見つめていたい〜気になるあの子〜
黒板に書かれたいくつかの案の中。
そのひとつに変な胸騒ぎ。
「野◯タをプロデュース」
みたいな。
それがチョー気になった。
そしたらさ、言うんだこれがまた。
「野◯タのやるとしたら、1年は、にのでいいじゃん。」
あーっ!
「あ、いいね。」
翔ちゃんも大ちゃんも黙っててくんないかな。
二宮くんを見ると俯いるから、
やだよね?
って思いながら見つめても顔を上げない。
松潤がコソコソ話しかけて、
「やだ、って言ってます。」
よし!
心の中でガッツポーズ。
「ま、まだ時間はあるし色々出していこうよ。生徒たちのアンケートとかも取ってみようか。」
大ちゃんの意見に大きく頷いた俺。
今日はここまでー、って解散になって、ようやく顔を上げた二宮くんの顔を見たら目が合って。
潤んだ瞳が髪の毛の隙間から見えてドキッとした。