LIFE
第16章 見つめていたい〜にのをプロデュース〜
文化祭当日。
壇上に上がったエントリーされた人たちの中。
二宮くんを見つめる。
準グランプリになって恥ずかしそうに俯く二宮くんに司会の人が話しかけるのをボーッと眺める俺。
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1週間前。
元々の姿が学校の職員室の前に張り出された。
何故、職員室の前かっていうとイタズラされないように。
本当は学校の目立つところに何ヶ所か貼りたかったんだけど、今の世の中、個人情報的観点から。
でもみんな写メバシバシ撮っていくから同じじゃない?
って思ったけど。
その後、髪の毛を流行りの美容室で切っただけで、もうイケメンな二宮くんに周りがざわつき出した。
松潤の話だと休み時間の度に他のクラスの女子や、上級生までキャーキャーと廊下にやって来たそう。