LIFE
第26章 make a mistake〜誤算〜
ベッドでうつ伏せの背中に。
思わず口を寄せてしまいそうになる。
いつものように無造作に布団を掛けてそのか弱く横たわる裸体を隠した。
自分に課したルールですぐに立ち去るために服を着る。
窓の外では来る前から降ってた雨が強さを増していて部屋を出るのが億劫になるほど。
どしゃ降りだ。
ピカッと光ったかと思うと雷が鳴り響いた。
こわ。
やむかひどくなるか、わからないからもう行こう。
ズボンを取ろうと前屈みになって振り向く。
突っ張る感じのそこは。
二宮くんの手が握ってて。
シャツの裾を摘む手と、反対側の手は耳を押さえてる。
雷、苦手なの?