LIFE
第27章 make a mistake〜リセット〜
無計画の行き当たりばったりの二宮くん。
彼女への嫌がらせ?
俺との仲を壊したかった?
訊いてみたけど自分でもわかってなかったみたいで。
ホテルには行ったけど彼女の思い通りになるのが嫌で関係を持つでもなくその場を去ったと言う。
「無茶するなぁ。」
手を伸ばして髪の毛をわしゃわしゃする。
「あなたを裏切ってる彼女のことが許せなくて…」
もじもじしながら話を続ける。
目つきは柔らかくなってそのまぶたを触った。
「相葉くんは気になる人だったけど、男だしどうなるもんでもないじゃない?どうしたものかと思ってた。俺もふらふらしてたし。好きとかそういうのよくわからないでいたから。」
「俺が二宮くんを責めた時、本当は否定したかった?」
「…わかんない。
したかったかも、本当は。」