
LIFE
第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜
適当にテーブルに着いて簡単に焼き鳥やつまみを頼んで。
立ち飲み屋ってこんな感じなんだね、ってふたりで話しながら先にビールで乾杯。
俺は無意識にタバコを取り出すと口に咥え火を点けようとしたところで、一連の流れを見ていた雅紀に断りを入れる。
「あ、ごめん。
タバコ吸っていい?」
慌てて尋ねると顔が縦に動いた。
それから俺の手元をジッと見る。
「俺も1本もらっていい?」
「吸わないんだろ?
やめとけば?」
「んー。やめてるけどね。
1本だけ!」
じゃあ、と渡すと、ゆっくり吸った。
「今日、マジでビックリしたな。」
「ほんと。心臓とまるかと思った。」
俺たちは余りにも自分のことを話して無さ過ぎた。
普通のサラリーマンって認識。
「もしかしてうちの会社、前も来たことある?」
「うん。何回か。」
「マジかぁ。ビックリだな。」
「すれ違ってたかな?」
そう言って出てきた焼き鳥をふたりとも1本掴んで口に運んだ。
お互いの会社や家族の話なんかして。
少し話しただけだけど雅紀が家族のことを好きで大事にしてる、ってわかって雅紀の人柄に改めて好感を持つ。
お腹も膨れたから、そろそろ出ようと、お勘定をして店を後にした。
立ち飲み屋ってこんな感じなんだね、ってふたりで話しながら先にビールで乾杯。
俺は無意識にタバコを取り出すと口に咥え火を点けようとしたところで、一連の流れを見ていた雅紀に断りを入れる。
「あ、ごめん。
タバコ吸っていい?」
慌てて尋ねると顔が縦に動いた。
それから俺の手元をジッと見る。
「俺も1本もらっていい?」
「吸わないんだろ?
やめとけば?」
「んー。やめてるけどね。
1本だけ!」
じゃあ、と渡すと、ゆっくり吸った。
「今日、マジでビックリしたな。」
「ほんと。心臓とまるかと思った。」
俺たちは余りにも自分のことを話して無さ過ぎた。
普通のサラリーマンって認識。
「もしかしてうちの会社、前も来たことある?」
「うん。何回か。」
「マジかぁ。ビックリだな。」
「すれ違ってたかな?」
そう言って出てきた焼き鳥をふたりとも1本掴んで口に運んだ。
お互いの会社や家族の話なんかして。
少し話しただけだけど雅紀が家族のことを好きで大事にしてる、ってわかって雅紀の人柄に改めて好感を持つ。
お腹も膨れたから、そろそろ出ようと、お勘定をして店を後にした。
