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BOXルーム

第7章 時間を、また戻してみる

『ドガッ!!』


 バチバチバチッ!


 壁に穴が空きボールがめり込む。ショートする音と共に煙が舞う。


「ちょっと……やりすぎたんじゃないっすか?」


 ホルモン王子が愕然とするその横で、鼻息を荒くし、してやったりのドヤ顔で笑みを浮かべるピイコ。




『……ボンッ!!』



 耳をつんざくような、激しい破裂音とともに、突然、サッカーボールが破裂した。


「えええぇぇーーーっ!!」


 三人は、モクモクと吹き出る白煙を見つめながら尻をつく。


「これ……燃えたりしないよね……」


 やや青ざめた表情でピイコが言う。


「……わかりません」


 ホルモン王子は蚊の鳴くような声で答えた。


 すると、破裂したサッカーボールの中から何か黄色い物が見える。


 よく見ると二つ折りになったハガキサイズの紙だ。


 ホルモン王子が近寄って、その紙を広げて見る。



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