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第7章 時間を、また戻してみる

「なんで? いつ出たのさ……」


 ピイコが画面に近寄る。


 その後ろで、ホルモン王子がテーブルを元の位置に戻し始めた。


 すると、モニター画面の上からギロチンの刃の様に壁が落ちてきた。


『スターーーーン!!』


「ウギャーー!!」


 ピイコは後ろにのけ反った。


「何何何何何ぃーーーっ!! とてつもなく驚きビックリしたんですけどォーーーーーっ!!」


 ピイコは尻餅をついた状態で、顔をひきつらせた。


 のたまんが何を思ったか、テーブルをずらしてみる。


 すると、また壁がスルスルと上がっていき、モニター画面が姿を現した。


「これよ……さっき、ホルモンさんがボールを蹴るのにテーブルをずらしたじゃないですか。これの位置に、あの壁を作動する何かしらの装置があったんですよ」


「そっか……このテレビがここを抜けるヒントになるかも知れない。テーブルは隣の部屋に持って行っておきましょう」


ホルモン王子はテーブルを担いで、隣の部屋に移動させる。のたまんが後ろからポットを片手に移動する。



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