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BOXルーム

第7章 時間を、また戻してみる

「あら?」


 のたまんが、再び何かに気付いた。


 段ボールが置かれている部屋の中央に、4つの小さな窪みを見つけた。


「ホルモンさん、ちょっと」と、のたまんがホルモン王子を呼び止める。


「えっ?」


 ホルモン王子はテーブルを、壁の穴の方にまで押し寄せている。


「そのテーブルをこの位置に合わせてみないですか?」


 そう言うと、一ヶ所ずつその位置を示した。


 ホルモン王子はテーブルを押しながら移動させ、テーブルの足をその窪みに合わせてみた。



『バターーーーン!!』



「ウギャーーーーっ!!」


 再び隣の部屋からピイコの叫びが聞こえた。


「ピ……ピイコさんっ!!」


 二人は隣の部屋に入る。


「え、なんだよこれ……」


 ホルモン王子は目を丸くする。


 なんと、入って左側の壁に赤いが出現。


 まさか、出口!?


 ホルモン王子は扉を開けてみた。


「なんだ!?」


 中にはピンク色の洋式の便器がポツリとあった。


「と……トイレが出ましたよ」



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