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第8章 純化からの挑戦状

「あれ? なんか浮き出て来た……」と、のたまんが壁を指差して言った。


 真っ白の壁に、赤い色で「41268」と、数字が現れた。


「え? なにこれ?」


 ホルモン王子も気がついた。


「なにこれじゃないわよ!!」と、ピイコが剣幕をたてる。そしてホルモン王子に対し、人差し指を突き立てた。


「あんた本気で私にお湯かけるつもりだったでしょ!! 火傷したらどうすんのバカっ!!」


「ちょ……ちょっと待てよ……バカってなんだよ!! そのお腹の文字を消そうと思ったんだろ!! だからお湯をかけるって話になったんだろ!」


「あんた、くらぇーって言ってたじゃない! それに、この文字の謎も解いてないうちに消してどうすんの!!」


「さっき、こすって消そうとしてたじゃないかよ!! てか、さっさと服着ろよ!! 目のやり場に困るだろ!!」


「そう言ってしっかり見てんじゃないのよ!! ひょっとしたら熟女に興味もった?」


「はい!! ストップ」と、のたまんが間に入る。


「はい、お二人さん。喧嘩は止めましょ。ピイコさんは服を着て下さい。ホルモンさんは熟女マニアになったってことで、とりあえず話を元に戻しましょう」


 のたまんは床に落ちたシャツを拾い、ピイコに手渡した。ピイコはそれを受け取り、袖を通す。



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