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第8章 純化からの挑戦状

『だから、ここから出れば分かるの。さっき見てたら凄い順調に進んでるわね。この調子よ!! がをばってね!!』


「何が『がをばってね』よ。メール打つのに手早くボタンを押して『ん』を出そうとして、押しがひとつ足らずに『を』で止まったような言い方して!!」


「ピイコさん、細か過ぎます」


 ホルモン王子はそう言った後、画面に向かって人差し指を突き立てる。


「おい、純化とやら! なら、その問題を早く出せ!! 解いたら問題無いだろ!!」


『いや、問題はあるわよ』


「どんな問題だ?」


『問題ってこれから出題するわよ』


「じゃ、早く出せ!! クリアしてやっからよ!! それで問題無いはずだ!!」


『いや、だから問題はあるんだから』


「だからその問題を……」


「もういいっ!! 遊んでないでさっさとしろ!!」


 怒鳴ったのは、のたまんだった。


「はい」


『ハイ』


 ホルモン王子と、なぜか純化までがシュンと項垂れた。



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