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第8章 純化からの挑戦状

「ねえ……さっきから思うんだけど、受話器必要?」と、ピイコがのたまんに問う。


「確かに……画面から通じてますよね……」


 のたまんはそう言うと、ピイコの手から受話器を受け取る。


 そして、その受話器を壁の台に引っ掛けた。


『ブツンーーー』


 画面が切れた。


「ぅえっ!? 消えた! どうなったんだ?」


「受話器を取ったら、向こうの映像とつながるみたい」と、のたまんはそう言うと、もう一度受話器を手に取った。


 すると、再び画面に純化が現れる。


『ちょっとなに、あんた達……遊んでないで、問題を出すから考えなさいよ!!』


 今度はピイコが受話器を受け取る。


 螺旋状にまかれたコードの中央を手に持ち、振り子の様に受話器を揺らして、勢いをつけて壁にぶち当てた。


『ガコン!!』


『きゃーーっ!!』


 純化は右耳を押さえながら、後ろに仰け反った。


『ちょっとぉーーっ!! いい加減にしろ!! 受話器をぶつけんな!! あたしゃ、イヤホンで聞いてるんだからね!!』


 三人は床にうずくまり、腹を押さえながら笑っていた。


『いいわ……あんた達に超難問をプレゼントするわ。クリアできるもんならしてみなさいって!!』



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