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第8章 純化からの挑戦状

 ホルモン王子は、そう言って両拳を握り締めた。


 この怒りは純化にぶつけるべきだった。


 ここを出て純化を捕まえる。まず三人の進む思いはそこなんだ。


 大きく息を吸う。そばにいるのたまんの香りが安らぎをくれた。


「もう一回チャンスちょうだい」


 ホルモン王子はのたまんにそう言った。


 のたまんの顔に少しずつ笑顔がもどる。


「その言葉、待ってました。私も頑張ります。ピイコさんも、そう思ってるはず」


 ホルモン王子はのたまんの顔を見ると、笑顔で頷いた。


「ピイコさん、ごめん!! もう一度みんなで頑張ろうよ!!」


 ホルモン王子はピイコのいる部屋に目を向けた。





 ピイコは爆睡していた。



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