テキストサイズ

BOXルーム

第1章 ぷろろぉぉぐ

 自分はなぜここにいるのだろう?


 ふと、目が覚めたらここにいた。


 周りを見れば、四方を白い壁に囲まれ、床には赤い絨毯が敷かれている。


 起き上がって見ると、そこにあるものはテーブルが1つ、天井に蛍光灯が6本。正面に茶色いドアが見える。


 これは夢なのか? 現実なのか?


 どうする……て、迷うことはない。


 ドアから出るだけだ。


 見ると、それは自分だけではなかった。床に俯せて倒れているのが一人、左側の壁にもたれているのが、一人いる。


 見た感じ、二人共男性の様だ。


 床に倒れているのは、茶髪のショートボブっぽいヘアーで、白いTシャツにデニムの短パン姿。


 体が小さい……150センチ、あるかないかくらいだから中学生だろうか?


 中学生だとしても、茶髪とは、親の躾がよくできてるこって。


 もう一人は完全な男だ。髭を蓄えて、体格はガッチリしすぎてるくらいだ。


 同級生にいたら、彼のキャッチフレーズは「マッチョすぎるクロちゃん」とつけるだろう。


 おそらく、立ち上がれば190センチはあると見る。


 着ているのが、黒いタンクトップにアルファベットで「BODY」て、まんまじゃねえか!?



ストーリーメニュー

TOPTOPへ