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BOXルーム

第9章 激進!!

 ホルモン王子は、その様子を頭の中で考える。


「本当だ。お尻と鼻のやつと……なにか、意味があるとか……例えば、壁に耳あり障子に……耳から出るのは落ちてるし……口ほどに……」


「ホルモンさん、難しく考えないほうがいいかも知れません。きっと単純なんだと思います」


「てか、これが何かのヒントとも言い難いですね。もし、壊れただけだったとしたら……純化から何か来ないでしょうか?」


 二人は考え込む。まったくの出口の見えない迷宮にさ迷い、うろうろしているファンタジーの旅人の様に。


 ホルモン王子は残り2つのライオンの像を、ひとつずつ引っ張ってみる。


 だが、どちらもびくともしない。


「やっぱりただ壊れて外れただけかも知れない。でもさっきのは地震か?」


 だが、ホルモン王子が見たのは、揺れたこの壁と浴槽のみ。


 二人はただジッとライオンの像を眺めていた。



 すると……




『正解!! ピンポンピンポンピンポーーン』


 突然、純化の声が大きく響き渡った。



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